小説「緑髪の少年(出会い編)」~聖夜の夜に~

恋人同士になったポナとまめみ。

数日後にはまめおも帰ってきて、再び3人での生活を楽しんでいた。

まめみ「行くよ~ポナ君!トルネード!」

ポナ「わっ!…何の…こっちもトルネード!」

この日、ポナとまめみはプラベで楽しんでいた。

最初のステージはBバスパーク。

次のステージはモンガラキャンプ場。

ポナは3Kスコープ、まめみはリッター3K。共に遠距離ブキ同士の戦いだ。

ポナ「そこかな!?」

ドゴォォォン!

まめみ「わぁ…ポナ君の斜線が狙ってる…!」

リッター3K「(深呼吸をして落ち着くんだ。まめみなら大丈夫。)」

まめみ「う…うん…!まずはクイボで気を引いて…。」

クイックボムでポナの気を引きつつ、まめみは機会を伺った。

そして…。

ポナ「見つけた!」

まめみ「今よ!」

ドゴオォォン!

ポナ「うわぁぁぁ!」

まめみ「やった…やったあぁぁ!」

嬉しさのあまり、まめみはリッター3Kを抱えて大喜びした。

その後一度休憩に入り、池を眺めながら2人で仲良く話をしていたが…。

ポナ「楽しいなぁ。…………。」

まめみ「どうしたの…?」

ふと寂しげな表情になったポナ。瞳の色も青に変わっている。

ポナ「…ねぇ、まめみちゃん。もし…もし僕に何かあって…僕が記憶を全て失って…まめみちゃんの事を忘れてしまったら…?」

まめみ「そんな…どうしてそんな事…!」

ポナ「…ごめんね…。何か、急にふとそんな不安がよぎったの。…それでも…例え忘れてしまっても…ここで出会って…今まで過ごして遊んだ思い出…まめみちゃん達は忘れないでいてくれる?…僕を好きでいてくれる…?」

まめみ「うん、絶対に忘れない…忘れるはずがないよ。例えポナ君が記憶を失ってもあたしはずっとポナ君を好きでいるよ、ずっと傍にいる。」

ポナ「ありがとう、まめみちゃん…僕もその時に思い出せたらいいなぁ…例えずっと思い出せなくても僕は再びまめみちゃんに恋をする、そしてまめみちゃんにもう一度告白するよ。」

まめみ「うん…。」

ポナ「…記憶を失っても…ずっと大好きだよ…まめみちゃん。」

そう言うとポナは、まめみに優しくキスをした。

まめみ「あたしも…ずっと大好きよ…ポナ君。」

……………。

あたしはこの時…そんな事はありえないと思っていた。

ポナ君が記憶を失うなんて…そんな事絶対にありえないと…

…まさか…ポナ君のこの言葉を…あの時に思い出す事になるなんて…

この頃のあたしは知らなかった…。

次はマヒマヒリゾート&スパ。

共にブラスター同士の戦いで、まめみは苦戦を強いられて完敗してしまった。

次のステージ、モズク農園では…。

ポナ「次はこれだよ。」

まめみ「あれ、竹筒銃…?ポナ君、竹筒銃使うんだね。」

初めてポナが竹筒銃を使う姿を見て、まめみは少し驚きつつ、パーマネント・パブロを手に楽しんだ。

続くアンチョビット・ゲームズではハイドラントを連れていったが…ポナのスプラシューターワサビに翻弄されてしまった。

次のステージはショッツル鉱山。

ポナは3Kスコープ。そしてまめみが選んだのは…ダイナモローラーバーンド。

バーンド「(遠距離ブキ…大丈夫…?)」

まめみ「うん…何とか機会を伺って…。」

ブキの相性の関係もあり、結果は1キル2デスだった…。

そのままプラベを続け、キンメダイ美術館、マサバ海峡大橋、

そして最後は…ヒラメが丘団地で試合を開始した。

まめみの3Kスコープに対して、ポナはハイドラント。

動きの遅いハイドラントに対して撃ち抜こうと試みるまめみだったが…

ポナのスピナー使いに加えて疲れもあってか…全く照準が合わず、結局は完敗してしまった…。

まめみ「あうぅ…!」

落ち込んで涙目のまめみ…。

3Kスコープを抱えてフルフルと震えている…。

ポナ「ま…まめみちゃん、ケーキ食べに行こう?」

まめみ「うぅ…ポナ君…!」

ポナ「まめみちゃんの大好きなチョコケーキも食べよう!ね!」

まめみ「ぐすっ…本当に?」

ポナ「うん、だから泣き止んで…ね?」

まめみ「…うん。」

まだ目に涙を溜めつつも、まめみは優しく笑っていた。

その後2人でカフェに行き、ポナはチーズケーキを、まめみはチョコケーキを好きなだけ食べて楽しい時間を満喫した。

2人がカフェを出ると、辺りはすっかり暗くなっていて…。

ポナ「あ、まめみちゃん!あれを見て!」

まめみ「わぁ…!」

2人の視線の先には…大きなクリスマスツリーが!

たくさんの飾りにイルミネーションがキラキラと輝いていて…2人は目を輝かせて見ていた。

ちなみに電力はオオデンチナマズである。

ポナ「綺麗だね…!」

まめみ「うん…!」

すると今度は…

ポナ「あ、雪も降ってきたよ!」

まめみ「わぁ…綺麗!」

降ってくる真っ白な雪とイルミネーションで、ツリーは更に輝いた。

2人は手を繋いで…ずっとその光景を眺めていた。

その後スルメさんのお店に行き…。

よっちゃん「は~いお待たせ~!」

まめみ「わぁ~美味しそう!」

ポナ「もうお腹ペコペコだよ~!」

スルメさん「おかわりもあるから、たくさん食べや~!」

2人「は~い!頂きます!」

手を合わせて、2人はご飯を食べ始めた。

まめみ「はい、ポナ君あ~ん!」

ポナ「あ~ん!美味しい!」

まめみ「ふふっ!」

まめお「お~熱いねぇ~イカップル!」

ポナ「ま、まめお君…!」

まめお「悪いけど、俺も入れてくれよ。」

ポナ「もちろんだよ、みんなで食べよう。」

まめみ「スルメさんとよっちゃんも!」

スルメさん「今行くで~。」

よっちゃん「はい、お待たせ~。」

そう言うとスルメさん達も座り、みんなでテーブルを囲んで楽しく食事を始めた。

……この幸せな時間が…いつまでも続くと思ってた

To be continued…