イタズラはお菓子より強く甘く…(マホロア:ハロウィン小説)

マホロアの読み切り小説(本編とは関係ありません)

プププランド…呆れかえる程に平和なこの国だが、今日は1つの話題で持ちきりになっていた。

アイシェ「ハロウィン?」

カービィ「うん、みんなでオバケとかの仮装をしてお菓子を貰うの!」

マホロア「カービィ、ソレはただ貰うんじゃ無くテ、『イタズラされたく無かったら』お菓子をあげるダヨネ?」

カービィ「えへへ…そうだね。」

アイシェ「イタズラをされたくなかったら…?」

マホロア「オバケの格好した者達カラ「Trick or Treat」って聞かれるんダ、イタズラされたく無かっタラお菓子を渡せって意味ダヨ。」

アイシェ「じゃあ、お菓子を渡せばイタズラされないって事?」

マホロア「そうダネ。」

カービィ「中にはイタズラを先にしちゃうのもいるけどね…。」

アイシェ「えっ?」

マホロア「どーせマルクの事デショ?ホ~ントどうしようも無い奴ダネェ。」

しかし…カービィとアイシェはじっとマホロアを見ていて…

カービィ「マホロアもイタズラを先にしそうだけど…。」

マホロア「エェーーーどうシテ!?」

カービィの発言にマホロアは黄色い瞳を小さくして驚いている様子だが…

アイシェ「うん、私もそう思う…。」

マホロア「エェーーーアイシェもナノォ!?」

まさかの恋人からもそう思われていた事に、驚きを隠せない…

アイシェ「だってマホロア、マルクとよくイタズラしてるもの…。」

マホロア「あれはマルクがやらかしてるダケダヨォ!」

カービィ「マホロア、当日はちゃんと聞いてからじゃないとダメだよ?」

マホロア「カービィ、ボクはこう見えて紳士なんダヨォ?聞きもせずにいきなりソンナ事する訳無いデショ~!」

カービィ「ほんとに~?」

マホロア「ホントダヨォ~!」

そんなやりとりをしつつも楽しそうな2人の様子に、アイシェも笑みが零れる。

カービィ「そうそう、2人は衣装どうするの?」

アイシェ「ん、どうしようかなぁ…。」

マホロア「ソコまでは考えて無かっタネェ…。」

カービィ「なら、デデデの所の仕立屋ワドルディにお願いしに行こうよ!」

マホロア「チョーイイ考えダヨ、カービィ!」

アイシェ「いきなりお願いして大丈夫かな?」

カービィ「作るのが好きな人だから大丈夫だと思うよ。」

こうして3人は仕立屋ワドルディの所へ行ってお願いすると、快く引き受けてくれて…採寸等をした後に型紙を起こして作り始めてくれた

マホロア「当日の昼間に完成スルって言ってたカラ、楽しみダヨォ。」

アイシェ「うん、きっと今回も素敵な衣装になるね。」

カービィ「2人共、当日はお菓子を渡し合いしようね!」

アイシェ「ふふっ、うん!」

楽しそうに笑うカービィをアイシェを見て、マホロアも優しい笑みを浮かべていた。

そして当日の昼間、2人は衣装を受け取ってローアへ戻る為に歩いていた

マホロア「フフッ、夕方が楽しみダネ~アイシェ!」

アイシェ「う…うん、そうだね…。」

ルンルン気分のマホロアに対してアイシェは頬を真っ赤にして恥ずかしそうな様子で…

マホロア「どうしたノ?」

アイシェ「その…似合うかなって…。」

マホロア「アイシェだモン、似合うに決まってるヨォ~!」

アイシェ「ありがとう…。」

まだ恥ずかしそうにしつつも、アイシェは嬉しそうにはにかんでいて…マホロアはちゅっと頬にキスをした。

夕方…

マホロア「オォ~イイ感じダネェ。」

鏡の前でチェックするマホロアの衣装は、オレンジと紫をベースにしていて、おでこの上にはカボチャランタンをイメージした黄色い瞳の刺繍がされている

いつもフードとお腹の歯車模様が刺繍されている部分は紫の棘の様な模様が刺繍されていて、耳の先もランタンの口元をイメージした紫の模様入り

ベルト部分はオレンジのスカーフリボンで、留め具はカボチャランタンのアクセント付きの金の歯車になっていて、透け感のあるオレンジのリボン付き

いつもより少し長めでヒラヒラしたマントは紫で、内側と衣装のお腹部分は闇夜をイメージした黒

手袋はオレンジをベースに紫の透け感のあるヒラヒラ付きで、マホロアの魔法陣の様な模様が刺繍されていた。

流石はデデデ大王のガウンを手がける仕立屋…その腕は一流だと関心していたマホロア

すると、奥からアイシェの足音が聞こえ…

アイシェ「ま…マホロア…。」

恥ずかしそうに自分を呼ぶ声が聞こえてくる。

マホロア「ン、どうしたノ~アイシェ?」

アイシェ「あ…あの…これ…ほんとに大丈夫…?」

マホロア「エ、何か問題があるのカイ?」

アイシェ「も…問題というか…。」

マホロア「とにかくボクに見せてヨォ?」

話が見えてこないので、マホロアはアイシェに姿を見せる様に言うと…ゆっくりと顔だけを出して来た。

アイシェ「まずはこんな感じ…。」

頭には耳の着いたカボチャランタンの被りものを被っていて、おでこのあたりにランタンの口元とピンクの舌が垂れている

自分と同じくランタンの黄色い瞳が刺繍されていてとても可愛らしく、髪型もルインテールに先を巻いていて、被りものに開いている穴から出していた。

マホロア「ワォ、とっても可愛いヨォ~!」

アイシェ「あ…ありがとう…。」

パチパチと拍手して喜ぶマホロアだったが、アイシェは頬を真っ赤にしたまま相変わらず顔だけを見せた状態で…

マホロア「恥ずかしがらなくてイイヨォ、出てオイデ!」

そう言うと…アイシェは覚悟を決めてゆっくりと出てきたが…

その姿を見て、マホロアは息を飲んだ

アイシェ「ど…どう…かな?」

いつものリボンを首元に結び、紫とオレンジをベースにした衣装

胸元はハートカット状になっていて首元のリボンの間から僅かに胸元が覗き、先が広い長袖にスカート部分はカボチャランタンの口元を意識したスリット入りのミニドレスで、左側のウエスト部分にはマホロアのマフラーベルトの金具部分と同じカボチャランタンのアクセントが付いた金の歯車と透け感のあるオレンジのリボン

そしてドレスの下に透け感のあるオレンジのヒラヒラしたパニエが付いている

そしてその丈はとても短く、透けている部分からもアイシェの太ももが覗き…更に網目模様の黒いガーターストッキングを履いていて色気があり…

マホロアの視線はチラリと覗く胸元や大胆な太ももに釘付けになった。

マホロア「……………!!」

アイシェ「やっぱり似合ってない…かな…。」

頬を真っ赤にしてもじもじしているアイシェが可愛くて…格好も相まってマホロアの内なる欲望を強く刺激するが、そこをグッと堪えて頬を真っ赤に染めつつも口を開いた

マホロア「全然ソンナ事無いヨォ…すっごく似合っててボクびっくりしちゃっタヨォ…!」

アイシェ「ほんと…?」

マホロア「ウン。」

アイシェ「よかった…ありがとうマホロア。」

そう言って笑顔を見せるアイシェだが、その表情すらも今のマホロアにはまるで媚薬の様で…ゴクリと生唾を飲んだ。

マホロア「どういたしましテ…エット…それジャア行こうカ。」

アイシェ「うん。」

そっと差し出されたマホロアの手を取り、準備していた一口サイズのアップルパイやクッキーを入れた袋を入れたバスケットを持って夜になりかけているプププランドを歩き出した。

歩く道中で出会ったポピーブロスJr.やワドルドゥ、スカーフィ達にお菓子を渡しながら歩いて行くと…

カービィ「あ、アイシェ~マホロア!」

バンワドと一緒に居るカービィが、2人を見つけて呼びながら満面の笑みで手を振っている。

アイシェ「カービィ、バンワドくん!」

バンワド「わぁ~2人共素敵だね!」

カービィ「お揃いの衣装なんだね、とっても似合ってるよ!」

アイシェ「ありがとう!」

マホロア「嬉しいヨォ~!(アイシェの太ももが他の男に見られるのは嫌ダケドネ…。)」

カービィ「それじゃあ早速行くよ~!」

2人「Trick or Treat!お菓子をくれないとイタズラしちゃうよ!」

アイシェ「ふふっ…はい、どうぞ!」

優しい笑顔でアイシェはバスケットから一口サイズのアップルパイとクッキーの入った袋をそれぞれ渡すと、2人の瞳はキラキラと輝いた。

カービィ「わーい!美味しそう!」

バンワド「ありがとうアイシェ!」

マホロア「ンン~2人共、何か忘れてナイ?」

カービィ「え、何か忘れてる?」

マホロア「Trick or Treat!イタズラされたく無かっタラ、お菓子をチョーダイ?」

そう言ってちょっとだけ首を傾げてウィンクすれば、カービィとバンワドは目をぱちぱちさせてにっこりと笑い、お菓子を差し出した

カービィ「はい、ボクとバンワドが作ったんだよ。」

アイシェ「わぁ、美味しそう!」

マホロア「バンワドもお菓子作りが得意だもんネェ~。」

バンワド「アイシェのおかげで、ボクも美味く作れる様になったんだよ。」

そう言って照れながら嬉しそうに話すバンワドにアイシェも嬉しそうに笑い、マホロアの表情も自然と緩む

少し話をした後にカービィ達と別れて再び歩き出すと、今度はデデデとメタナイトに会った

デデデ「Trick or Treat!

アイシェ「はい、大王さまとメタさん!」

ニコニコと笑いながらアイシェはお菓子を渡し、デデデとメタナイトも嬉しそうにしている。

メタナイト「今日のアップルパイは一口サイズに作られているのか、これも食べやすくていいな。」

アイシェ「作業しながらでも食べれるしいいかなって思ったの、また今度作った時に持って行くね。」

メタナイト「それは楽しみだ。」

マホロア「(メタナイトは甘いのに目がないカラネェ~。)」

アイシェ「それじゃあ…Trick or Treat!お菓子が欲しいの、無かったらイタズラしちゃうよ!」

デデデ「お~こりゃ可愛いイタズラっ子だな。」

メタナイト「そんな可愛らしい其方にプレゼントだ。」

そう言って2人からは豪華なお菓子の詰め合わせが渡されて、アイシェの青い瞳とマホロアの黄色い瞳はキラキラ輝く

アイシェ「わぁ~ありがとう大王さま、メタさん!」

マホロア「美味しそうダヨォ!」

メタナイト「どういたしまして。」

デデデ「2人で仲良く食べるんだぞ。」

アイシェ「はーい!」

その後デデデ達とも別れて歩いて行くと、ウィスピーの森の近くに来た。

マホロア「この辺まで来るとさすがに誰も居ないネェ…。」

アイシェ「そうだね、ウィスピーもきっと寝ちゃってると思うし、起こしちゃったら申し訳無いから戻ろ…」

そう言いかけたアイシェ、すると突然2人のすぐ上がキラキラ輝き出して…

マホロア「ウッ…このキラキラはアイツかヨォ…。」

黄色い瞳をジト目にしてハァ~ッと嫌そうな溜息を吐くマホロア

すると今度は笑い声が響いて…

マルク「Trick or Treat!ハロウィンはイタズラし放題の日、ボクの出番なのサ!」

キラキラと虹色に輝く煌めきの翼と共に、マルクが姿を現した!

アイシェ「マルク、ハロウィンはイタズラされない様にお菓子をあげる日って聞いたよ?」

マルク「お菓子貰ったらイタズラしちゃダメとは言われてないのサ。」

アイシェ「え~それはマルクの解釈でしょ?」

マルク「マホロアもそうなのサ。」

マホロア「キミと一緒にしないで欲しいヨォ、ボクはちゃーんとお菓子をあげてるシ、イタズラしてないヨ?」

マルク「今は、な?」

マホロア「ボクがそのうちイタズラするみたいナ言い方ダネェ?」

マルク「その通りなのサ。」

マホロア「ハァ~コレだから頭が年中お花畑の馬鹿ピエロは困るヨォ~。」

そう言ってマホロアは心底マルクを馬鹿にした様子でわざとらしく盛大な溜息を吐く

アイシェ「マホロア、そんな事言わないで…!」

止めようとするアイシェだが、マホロアは馬鹿にした様子でクククッと笑っている…

マルク「誰が頭が年中お花畑の馬鹿ピエロだって?」

マホロア「ピエロはキミしか居ないんだカラ、答えは1つダロ。」

マルク「相変わらずのイカサマタマゴなのサ…それよりアイシェ、お菓子が欲しいから寄越すのサ。」

そう言いながらマルクは鉤爪でアイシェのバスケットをチョイチョイと突きながら催促した。

アイシェ「も~そんな言い方しないの、はいどうぞ!」

そう言いつつも優しく笑いながら、アイシェはマルクにも袋を渡した。

マルク「キシシ…分かってるじゃ~ん、じゃあボクは行くのサ。」

アイシェ「え、もう行っちゃうの?」

マホロア「サッサとどっか行っちゃえヨ。」

名残惜しそうにしているアイシェとは対象的に、マホロアはシッシッと手を振って追い払おうとしていて…

マルク「ボクはイタズラで忙しいのサ、けどまずは…お前からなのサ!」

そう言うと、マルクは突然地面に勢いよくダイブして姿を消して…

シュバッ!!マホロアの後ろから現れて、彼のフードを勢いよく脱がせた!

マホロア「ワァッ!?いきなり何するんダヨ!!」

脱がされたマホロアは茶色の耳がピコピコと動いていて…何よりも驚いた表情でマルクを見ている

アイシェ「マルク、お菓子あげたんだからイタズラしないでよ…!」

驚いた様子でアイシェがそう言うと、マルクは心底楽しそうに笑い…

マルク「ギャーハッハッハッ!コイツの驚いた顔を見れたから満足なのサ、じゃーな!」

そう言って飛び立とうとしたが…

マホロア「逃がすワケがネーダロ!」

マルクの足をガッと掴んだマホロアによって、マルクは飛び立てず…

マルク「うわっ!!」

ベチンッ!

そのまま顔から地面に激突した!

アイシェ「マルク、大丈夫!?」

マホロア「アーッハッハッハッ!ザマーミロダヨォ!」

驚きと心配でアイシェは駆け寄ったが…マホロアは腹を抱えて笑っていて…

アイシェ「マホロア、やり過ぎだよ…!」

流石にアイシェも困った顔でそう言ったが、マホロアはマルクを見たままフンと鼻を鳴らし…

マホロア「ボクにアンナ事したんダカラ、当然の報いダヨォ!」

すると、マルクが起き上がってプルプルしていて…

マルク「何すんだこの腐れタマゴ!」

怒ったマルクがジャキンと鉤爪を光らせたが…

マホロア「ボクは腐れジャ無いしタマゴでも無いヨォ~。馬鹿なマルクはソ~ンナ事も分からないノォ?」

マルク「うるせーよイカサマ魔術師!」

マホロア「超一流の魔術師ダロォ!言っとくケド、ボクの方がズーーーット格上ダカラ!」

マルク「はぁ~~~いつからそうなったのサ?」

マホロア「生まれた瞬間カラそうだったに決まってんダロ!」

マルク「ボクの実力を甘く見て貰っちゃ困るのサ!」

マホロア「キミの激狭ブラックホールよりもボクの方が強力デ範囲も広いんダカラ、やっぱりボクの方が格上ジャン!」

マルク「それくらいで威張ってんじゃねーよ!」

マホロア「ホントの事ダロ!」

マルク「お前が自分の方が格下だって認めないのが悪いのサ!」

アイシェ「ちょっと…2人共…!」

マホロア「ハァ~~~どうシテそうなるノォ?ドコまでも頭が悪いな馬鹿ピエロ!」

マルク「馬鹿って言う方が馬鹿なのサ!」

マホロア「ジャア呼び方を変えてヤルヨ!このクソクソクソピエロ!」

マルク「そういう問題じゃねーよこのドスケベ嘘吐き魔術師が!」

マホロア「テメーも同じダロォ、嘘吐き変態道化師!」

アイシェ「もう、2人共やめて…喧嘩しないの!」

お互いにビキビキしながら喧嘩を始めた2人…まだ手が出ていないだけマシだが、アイシェは困った様子で必死に宥めていて…

少し時間が掛かったが、漸く2人は喧嘩を止めて…

マルク「とにかく、お菓子も貰ったし行くのサ!」

そう言ってマルクは今度こそ飛び立とうとしたが…

グイッ!!

マルクの翼の先がアイシェのスカートに引っ掛かり…気づかずそのまま浮き上がったので捲れ上がって彼女の履いていたパンティが露わに!

アイシェ「きゃあぁぁぁ!!」

マルク「ちょっ…おい…アイシェ…!」

必死に前を抑えるアイシェだが、ウエストの辺りまで捲れ上がってしまっているので全然隠せず…翼は引っ掛かったまま外れなくてマルクからもマホロアからもアイシェのお尻が丸見えで…

マホロア「フザけんなクソピエロ!早く何とかしろヨォ!!」

マルク「今外すから待ってるのサ!!」

頬を真っ赤にしつつも怒るマホロアはアイシェを抱き寄せながら密着して、必死に手でアイシェのお尻を隠し…マルクも頬を真っ赤に染めつつ、慌てて引っ掛かった部分を外していた…

その後、無事に外れたが…

アイシェ「……………!!」

恥ずかしさでアイシェの頬は真っ赤に染まったままプルプルしていて…

マルク「わ…悪かったのサ!これ、お詫びにあげるのサ!」

そう言うとマルクは帽子の中から一粒の飴玉を取りだしてアイシェに渡し、逃げる様に飛び去った!

マホロア「…アイシェ、モウ大丈夫ダカラネ。」

アイシェ「う…ん…。」

まだドキドキしつつもマホロアはアイシェを抱きしめ、アイシェもマホロアの胸に顔を埋めた。

マホロア「(クソピエロ覚えてろヨォ!………今日は黒いパンティだったナァ…角度もあって結構しっかり見えチャッタ…ラッキーダッタヨォ。)」

内心では大喜びしつつも、マホロアはアイシェを落ち着かせる事に専念して抱きしめ…その後落ち着いたので来た道を戻りつつもお菓子を渡したり貰ったりしながら楽しい時間を過ごし…

三日月が輝く中、ローアに戻って来た。

アイシェ「ふぅ…疲れたけどすごく楽しかったね。」

マホロア「ウン、アイシェと一緒に回れたシ…カービィ達とも楽しめたカラ大満足ダヨォ。」

アイシェ「着替えてごはんにしようね、その前にお風呂かな…。」

そんな事を話していたアイシェだが、マホロアは瞳を弓なりに細めると舌舐めずりをして…

マホロア「アイシェ?」

スススーッと近づいて、彼女の柔らかい銀髪をサラサラと手櫛で梳かしながら名前を呼ぶマホロア

アイシェ「ん、どうしたの?」

彼が何かを「企んでいる」事も知らずにアイシェはキョトンとした表情で返事をしたが…

マホロア「Trick or Treat…ボクにもお菓子を用意してくれてタんダヨネェ?」

耳元で色っぽく熱い吐息混じりに囁くマホロアに、アイシェは頬を真っ赤に染めてビクンとして…

アイシェ「あ…あぁ…えと…お菓子…は…!」

耳を通してゾクゾクと気持ち良さの電流が流れ、ドキドキと胸が高鳴る中…アイシェは必死に言葉を絞り出す

その様子をマホロアはとても楽しそうに見ていて…マフラーの下に隠された口元はニヤニヤと笑う…

マホロア「お菓子は…何ダイ?」

アイシェ「えっと…その……あの………!」

そう…「お菓子は無い」のである。

カービィ達に渡す事を考えて作っていたアイシェは自分達…即ちマホロアの分を作り忘れていて…

よりにもよって一番大切な恋人で、イタズラされたら誰よりも大変な事になるマホロアの分を作り忘れてしまうなんて…アイシェはどう話せばいいものかとしどろもどろになってしまう…

そしてそれを「分かっていた」マホロアはマフラーの下で更に意地悪な笑みを浮かべながら舌舐めずりをしてアイシェに迫る。

マホロア「ンン~~もしかしテ、ボクの分を作り忘れチャッタのカナァ?」

ドキン…!!

核心を突かれたアイシェの青い瞳は小さくなり、可愛い口元はキュッと結ばれて…両手を胸の前でぎゅっと握っている…

アイシェ「え…と……その……………ごめんなさい…。」

とても申し訳無さそうにしているアイシェを見てマホロアはニヤニヤと笑いながら更に迫り…

マホロア「ソウなんダァ……ナラ…お仕置きと言う名のイタズラをしないといけないネェ…。」

アイシェ「え…えぇ……!?」

マホロア「マルクには作ってて、愛しの恋人であるボクに作ってないのは良くないと思うヨォ?」

そう言ってじりじりと迫るマホロアに後ずさりするアイシェは、どんどん壁際に追い詰められていくが…

アイシェ「今から作るから、それで許して…!」

マホロア「エッ??」

突然そんな事を言い出すものだから、マホロアは黄色い瞳をパチパチさせていて…

アイシェ「出来たてのお菓子を準備するね…とにかく先に着替えちゃうから待ってて!」

そう言うとアイシェは逃げる様に部屋に向かってしまい、その場に残されたマホロアはプルプルと震えていたが…

マホロア「クク…クックックックックッ……アーハッハッハッハッハッ!!」

彼女の行動は時に想定外で、自分を驚かせる…マホロアは彼女なりの精一杯の謝罪とイタズラされたく無い抵抗に心底愉快そうに笑い…

夜よりも真っ黒な思惑を腹の中に抱きつつ、アイシェの部屋に向かい…

アイシェ「きゃあ…マホロア!?」

マホロア「逃げちゃダメダヨォ〜アイシェ。」

着替えようとしていたアイシェに対してマホロアはどんどん迫り…今度こそ壁際に追い詰められてしまった。

アイシェ「マホロア…!」

マホロア「出来たてのお菓子も楽しみダケドォ…お仕置きは止めないヨ?」

そう言うと、マホロアはアイシェに密着して手袋を脱ぎ…

スルリとアイシェのガーターストッキングの中に指を入れつつ、太ももを撫で始めた。

太ももを撫でられたアイシェの体はビクンと反応し…

アイシェ「や…はぁぁん…マホロアぁ…!」

マホロア「コンナに色っぽい衣装デ…ボク唆られチャウヨォ…。」

アイシェ「マホ…ロア…ダメぇ…!」

厭らしく太ももを撫で回すマホロアに、アイシェは頬を真っ赤に染めながら彼のマントをぎゅっと握る事しか出来ず…そんな反応もマホロアの欲を掻き立てる。

マホロア「フフッ…可愛いヨォ、アイシェ。」

そう言うとマホロアは撫でるのを止め、マフラーを下げると顔を近づけて…

彼女の唇に優しくも甘く熱い…深くて濃厚なキスをした。

アイシェ「ふぅ…うぅん…!」

頬を真っ赤に染めながら声を漏らすアイシェに、マホロアは満足気にしつつもキスを堪能して…ゆっくりと口を離した。

マホロア「フフッ、お仕置きはコレでお終イ…アイシェはホント~に可愛いネェ、大好きダヨ。」

そう言ってもう一度ちゅっとキスをしたマホロアに、アイシェは嬉しそうにはにかみつつ…

アイシェ「ありがとう、私も大好きだよマホロア。」

2人は抱きしめ合い…その後2人で夕飯を作って食べた後、マホロアはアイシェが作ってくれた出来たてのアップルパイとクッキーを満喫したのだった。

2023/10/31 Happy Halloween